「あなたが守りたかったもの。」

宮古高校 1年生 女子の詩が岩手県総合文化祭にて優良賞を受賞しました。


「あなたが守りたかったもの。」


あなたが守りたかったもの。
それは青い海。
この海が大好きだと言っていた。
あなたは自然を愛していた。

あなたが守りたかったもの。
そう、それは人間。
困る人がいれば、必ず手を差しのべる。
あなたは人を愛していた。

あなたが守りたかったもの。
そう、それは家族。
いつでも母と弟のために働いていた。
あなたは家族を愛していた。

そうして、
守るものが多すぎたあなたは
今はもう手の届かない場所。
寄せては返す波の向こう側。

もし声が届くのならば
私はきっとこう言うだろう。

あなたに守ってほしかったもの。
そう、それはあなた。
いつも何かを守ろうと、
自分を後まわしにしすぎたの。
あなたを愛してみたかった。

自分の体を愛し、
自分の命を愛せることが
どれだけ尊いものなのだろう。

生きたくても
生きられなかった人がいる。

だから、私が、愛そう。
あなたが守りたかったものを。
あなたに守ってほしかったものを。

   あなたのいた日々。
   あなたの面影。

すべてを心に刻みつけ




この詩を読んで
時間の経過と共に
忘れかけていた想いに気付かされました。

「生きたくても
生きられなかった人がいる」


何かやる事があるから 生かされたのではない
生きたからこそ 何かしなければいけない

そう思った震災直後のことを・・・


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逃げた道は 数分後 津波の入り口となっていた
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by fujiyuu-miyako | 2011-11-01 13:38 | 震災 | Comments(0)  

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